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2015年2月

2015年2月27日 (金)

LUX Brian Eno

ブライアン・イーノはデイヴィッド・バーンとのコラボ作『Everything That Happens Will Happen Today』を聴いてがっかりしてしまったあたりからしばらく私の興味の対象外となってしまっていたが、このアルバムを聴いてまた注目しないわけにはいかなくなってきた。やっぱりイーノはすごかった。

Brian Eno自身が本作を<Music for Thinking>シリーズのプロジェクトとして位置づけているそうであるが、よく考えて作られているアルバムなのかもしれないけど、聴く側の方はあまり難しく考える必要はない。

過去の作品『Music For Airport』のようなアルバムに通ずる紛れもなくアンビエント・ミュージックなのだが、よりポップな色彩感があり、おまけに音もやたら素晴らしい。無機的な響きが一切しない。だから聴く耳に馴染み溶け込んでくる。

これぞ私が求めていた、まさに音の魔術師Brian Enoの世界である。

実は私はEnoがこうした非ロック的なアプローチをしているアルバムをけっこう昔から色々と聴いているのだが、これはそれらの中でものすごく聴きやすいと言える。どっから聴いて、また、どこで聴き終えても良い。

わかりやすいメロディ・ラインを徹底して排したノン・ビートの音楽。ドラマチックな展開もない。それでも美しい音楽は作れるんだろうけど、このアルバムは何でこれほどに惹きつけられるのか不思議でならない。

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2015年2月21日 (土)

Dwa Serduszka Cztery Oczy Anna Maria Jopek

Anna Maria Jopekはわたしが数年前に『Jo & Co』をはじめて聴いて強い衝撃を受けたほどの女性ボーカリストで、女性ボーカリストで私がここまで惚れ込んだのはおそらくKate Bushの『Aerial』を聴いて以来でしょう。

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このBox Setはアルバム『ID』 『Jo & Co』 『Spoza』の3枚組となっており、その中の 『Spoza』は2005年から2009年までの貴重な未発表音源集として一枚にまとめられたものなのだろう 。おそらく『Spoza』はこのBox Setでしか聴けないのではないでしょうか?

『Spoza』はかなりユニークなアレンジだったりポップなサウンドだったりボッサ・タッチだったりと色々入っているけど、これは要らないだろなんて曲は一曲もないし、私は一曲目から目の前で歌っているかのような音の良さに痺れましたね。

その一曲目

Sprobuj mowic kocham wersja 2005  Anna Maria Jopek
https://www.youtube.com/watch?v=w7Xa78gJPLc

これは一年くらい前から私がYoutubeでお気に入り曲に入れていたものだったからうれしかった。ギターのMarek Napiórkowski も大好きだからなおさら良かった。この人はエレクトリックもアコーステックも完ぺきにサポートできますよね。ここではボトルネック奏法なんかも渋くやっている。

わたしは人に自分の好きなアルバムを勧めたりするのはまったく得意とするところではないが、ふつうにヨペック・ファンであって、IDとJo & Coのアルバムが好きであるなら(私はそれプラス傑作とみなしているが)、Spozaは聴いてみて損することはないんじゃないだろうか?けっこうしんみりとした感じのトラックが浸み入ってきて素晴らしい。私の場合、極めつけが10曲目や13曲目。13曲目はアルバム『てんごく』でいい曲なのは分かっていたけど、こちらはライブで、あまりの素晴らしさにじっくりと聴き比べてしまいましたね。

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