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2014年8月

2014年8月23日 (土)

Liquid Gardens Franco Ambrosetti

このアルバムは映画でも見ているかのように音楽が進んで行く。曲によりメンバー編成を変え、ゆったりとした曲が多くて適度な間があるから落ち着きのあるサウンドとなっている。Dado Moroniのソロピアノ2曲は秀逸だし、メルヘンチックとでも言ったらいいのか珍しいバンドネオンのソロまで聴ける。Drumsのソロは要らない気もするが、短めで控えめな感じだから悪くはない。オケが入る5曲目「Nearness of You」あたりは優雅さこの上ないが、しかし、その後に短めのフリーを入れたり、ちゃんとスインギーな曲もやったりしているから、甘ったるい感じにはならないのである。このあたりもさすがであり、バランスよく考えられた曲の配置をしているからまず退屈することはない。わたしのお気に入り曲「Luiza」はこの曲のベスト演奏のひとつと言ってもいい出来だった。アルバム通してAmbrosettiの吹きっぷりもお見事で、2006年のアルバムであるが、このようなアルバムはわたしとしてはリアルタイムで聴かなくてはいけない。

1 Mare   
2 Marine Interlude   
3 Gardens of the Past   
4 Danielsphere 
5 Nearness of You 
6 Spyral      
7 Living in Your Absence    
8 Cip E Ciop    
9 Michael's Mood      
10 Luiza      
11 Dado's Game      
12 Lullaby for Zeno      
13 Great Collector   
14 My Ship    
15 Mare Ancora 

Franco Ambrosetti  (tp,flh)
Gianluca Ambrosetti  (ss)
Dado Moroni  (p)
Sebastien Boisseau  (b)
Daniel Humair  (ds)
Michael Zisman  (bandoneon)

Sinfonietta della Svizzera Italiana nei brani  ( 5,10, 14)

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2014年8月17日 (日)

Waldstein

今年はなぜかBeethovenのピアノ・ソナタ21番Waldsteinをよく聴いている。私の場合、毎年何曲かはハマってしまうくらいに気に入る曲を見つけるが、クラシックでこんなにリピートして聴くのも珍しい。昔はよくBruckner No.5の第二楽章だとか何度もリピートして聴いてたっけ。

それで21番Waldsteinを何枚か購入してみて、今のところ自分に一番しっくりと来たのが古い録音ではWilhelm Backhaus、新し目ではAndras Schiffが良かった。思ったほどダメだなと思ったのが評論家の間で評価が高く、おそらく一般的に人気があるだろうと思われるPolliniだった。ダメというか私はPolliniの演奏で気に入っているものがほとんどない。これは相性なんだろうか?私はこういう時、ダメなら持っててもしょうがないからと処分してしまう方だが、一度捨てても忘れたころにPolliniだとまた買ってしまう恐れがあるからそれは止めた。それで私が気にしたのは打鍵であった。PolliniのWaldsteinは強靭なのはいいが、私にはどうもうるさく聴こえてしまい、落ちついて聴いてられない。ところがSchiffは強打してもうるさくは聴こえない。だから美しい余韻に浸れる。録音の良さもあるのかもしれないが、Backhausの録音は1958年と古いんだよね。他にはAlice Sara Ottは悪くなかったが、力強さがないから平坦な印象となってくる。Arrauはゆったりとしているので、もっとメリハリが欲しくなる。Brendel、Gilels、Ashkenazyあたりは悪くなかったが、特別素晴らしいとは思わなかった。

ということで、私が今のところ満足している演奏はSchiffとBackhausの2枚でAmazonで言えば☆五つとなる。

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2014年8月12日 (火)

コントロールアンプの買い替え

都内某オーディオ専門店でコントロールアンプPhase Tech CA-3を中古で購入。これまで使っていたLyraのアンプは買い取りに出すことにした。

現在使用中のパワーアンプはTrigonであるが、Trigonはプリアンプもなかなか評判良く、本来ならプリ・パワー共にTrigonで統一するべきなのかもしれないが、Trigonのアンプを使っていて唯一気に入らないところがインシュレーターで、これは動かさなくてもプラスティックの部分がひび割れてしまうのである。音にはほとんど影響ないのかもしれないが、プリアンプも同じものを使用しているようなので、ここは日本のメーカーでデザイン的にもマッチするPhase Tech を選ぶことにした。オーデイオは音も大事だが、見た目も重要。日本のオーディオメーカーは重くてサイズが大きいものが多いが、わたしはそういったものは嫌いで、Phase Techの大きさが限界である。今までオーディオ機種選びで一番悩んだのがプリアンプだろう。

プリアンプを変えることで多少なりとも音楽の感じ方は変わってくるだろうし、聴き慣れたディスクのなかに新たな発見があることも期待している。現在いろんなジャンルの音楽をCDで聴いているが、Lyraより使い勝手、操作性が良く、リアパネルの端子類の間隔にゆとりがあるからケーブルの取り付けが楽々だった。心配していた中高域のきつさもなく、バランスのいい音で鳴ってくれて安心した。

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2014年8月 6日 (水)

Story Enrico Pieranunzi Trio

いつも通りの期待を裏切らないエンリコ様のピアノトリオであるけど、キース同様もはや意外性や新鮮なものがわたしには感じられなくなってきている。でも他に良さそうなものが見つけられないでいると、結局買うハメになってしまう人なのは間違いない。わたしにとってエンリコとはずっとそういうお方となってしまっている。わたしがジャズを聴くようになってまだ15~6年ぐらいなのだが、ここがキースとは違うんだよなあと思っている点。ただし、エンリコなら何でもいいとは思っていない。だから、わたしはピアノトリオを選んでいると言える。これは出れば早かれ遅かれ聴くことになる。

1. No Improper Use
2. Detrás Más Alla
3. Blue Waltz
4. The Slow Gene
5. Which Way Is Up
6. Where Stories Are
7. Flowering Stones
8. The Real You

Enrico Pieranunzi (p)
Scott Colley (b)
Antonio Sanchez (ds)

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しかし、CamJazzはなぜか録音して数年経ってからリリースする傾向があるが、これってどうなんだろうねえ?エンリコの場合はとっとと早く出せばいいのにと思っているのはわたしだけだろうか?

前作と同じメンバーによる本作であるが、ピアノトリオが6曲、デュオが2曲となっている。トータル約50分。

これまでのピアノトリオと比べてこのメンバーらしいと思うのは「No Improper Use 」や「Which Way Is Up 」のようなやはり躍動した演奏だろうか?「Which Way Is Up 」はSanchez & PiranunziのDuoでスリリングさがよく出ている。このアルバムはなぜか後半の3曲に静かな曲が続いており、Colley & PieranunziのDuoによる最後の曲「The Real You 」はちょっと趣を変えてきているが、ぜんぜん悪くないし、このような曲を入れるとすると、やはり最後になるのだろうね。

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