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2014年2月16日 (日)

New Folks Catherine & Wind

ACTの音は私好みでいつも音が良いからカテリーンなら即買である。音も演奏もすばらしかった。気に入った理由は、私にとってギターとベースのDUOによるアルバムでここまで良いと思ったものが過去に無かったのが大きい。こんなアルバムがもっとあったらと思う。つまり、これはペデルセンとのDUOよりもずっと良いと思ったわけなのであるが、もしかしたら、わたしがカテリーンのアルバムのなかでベストと思っている1990年のアルバム『Oscar』ぐらいの素晴らしさだろうか。

1. Old Folks ( Willard Robinson)
2. Fried Bananas ( Dexter Gordon)
3. Hello George [For G. Shearing] (Catherine)
4. Blues In The Closet (Oscar Pettiford)
5. How Deep Is The Ocean (Irving Berlin)
6. Jenny Wren (Paul McCartney)
7. Song For D (Wind)
8. Sublime (Hank Jones)
9. Pivoine (Catherine)
10. L'Eternel Desir (Catherine)
11. Standing At The Window Waving Goodbye (Wind)
12. Toscane (Catherine)
13. Winter Moon (Hoagy Carmichael)

Philip Catherine (guitar)
Martin Wind (bass)

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このお二人本当に初共演なのだろうかと思うくらいバッチリと合っている。私がこれまで聴いてきているカテリーンのアルバムは耽美的な曲がけっこう印象に残っている。しかし、この最新作は美しさでしみじみとしたような趣ではなく、わたしの聴く前の予想とは違って演奏が溌剌とした活気に漲っており、躍動して聴こえるのであるが、このような予想外はもちろん大歓迎。曲によっては演奏しながらの変なうた声まで拾ってしまっているが(これはギターのリズムと合っているのでおそらくカテリーンのものだと思うが)、気持が入り乗っているからだろう、そんな演奏なのである。試聴段階で暴走気味と危惧していた「Blues In The Closet」でのディストーションも、あのくらいなら気になるようなレベルではなく、問題なしどころかむしろ歪ませたくなるのもわかるような演奏となっているのと、コーラス系のエフェクターも駆使しているが、カテリーンはむかしプログレの経験もあるので、同じ曲で音色を変化させることなど何てことないだろう。終始安定感のあるWindの骨太ベース音も聴いてて実に気持ちいい。

カテリーンもここのところコンスタントにアルバム出してくれているが、メセニーが大いに苦手のわたしには大変にありがたい。カテリーンにはまだまた頑張って頂かなくてはね。カテリーンの曲「L'Eternel Desir 」はこんなに名曲だったのか。

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