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2014年1月

2014年1月16日 (木)

Douces Illusions Ivan Paduart

Folies Doucesと、Illusion Sensorielleの2枚からの選曲に、新曲を加え、ストリングスを導入させ制作された作品。

1. Illusion sensorielle
2. Waterfalls
3. Les fruits de mes passions
4. Horlogeries
5. Giselle
6. Apres l'amour
7. 20,000 lieves sous les mers
8. Life as it is

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憂いを僅かに含ませたストリングスを加えたアレンジにRichard GallianoのAccordeonが歌う、エレガントで幽玄的な世界、ファンタジーに溢れた作品となっている。これを一般的なジャズファンが聴いてどう思うのかはともかく、わたしは心地よく安らげる一枚として聴けるし、なかなかこのようなアルバムにはお目にかかれない。Paduartであるならこういった音楽性に驚きはしないが、うまくまとめ上げたものだね。Paduartは音楽の表情の付け方が優美、これもPaduart特有の美意識に貫かれた作品なのだろう。

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2014年1月 3日 (金)

Seaward Enrico Pieranunzi Trio

Enrico Pieranunziは所謂エバンス派の代表格と言われている。アルバムDeep Down ではエバンスへの敬愛の念を込められ制作されているのがよくわかる。エバンス系と言われるピアニストは現在数知れないが、Pieranunziは早い時期から、少なくともSoul Noteで聴けるアルバムの頃から、エバンスの音楽の流れを継承しては、さらに飛躍したところにいる。どのようにプレイすればより効果的なのかを熟知しているのだろう。Pieranunziのアルバムを聴くたびにそのような印象を受ける。そして、こっちもアルバムをじっくりと聴き直せば、またいろいろと凄さに気付かされる。

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1. Seaward 
2. L' Heure Oblique 
3. Straight To The Dream 
4. Footprints 
5. The Memory Of This Night 
6. Yesterdays 
7. Je Ne Sais Quoi 
8. This Is For You/But Not For Me 
9. Key Words 
10. I Hear A Rhapsody 
11. What You Told Me Last Night 

Enrico Pieranunzi (p)
Hein Van De Geyn (b)
Andre' Ceccarelli (ds)

Recorded on March 3,4,1995 at Mu Ree Studio,Milano

わたしは二曲目「L' Heure Oblique」がこんなに素晴らしい曲だっとは恥ずかしながら今まで気付かないでいた。

わたしはこのような曲を見つけることを生きがいにしているはずだったのだが、いまさら解ってちょっと鈍かったであろうか?アルバム・タイトル曲の「Seaward」がいかにもエンリコ節だが、たしかにいいメロした曲のひとつであり、このアルバムは頭に決めの一曲を持ってきたなと、このアルバムはその程度の認識だったがとんでもない。実は二曲目以降からワクワクしてくる変幻自在な演奏の連続なのである。しかし、このピアニストはスリリングな展開の持って行き方が素晴らしい。自身のオリジナル曲に比重を置きつつ、スタンダードの取り入れ方がまた憎ったらしいほどにうまい。7~8曲目の流れなんかは最高ですね。

Enrico PieranunziのSoul NoteのベストはDeep DownかNo Man's Landあたりかなと思っていたが、これでさらに解らなくなってきた。

これはレコードでも再発してくれないですかね。出せば絶対買ってしまうでしょうね。

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